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オルカンの中身は変わる?初心者向けにやさしく解説する銘柄入れ替えの仕組み

オルカンの中身が変わる仕組み(銘柄入れ替え)を解説するアイキャッチ画像 資産形成
オルカンの銘柄入れ替えの仕組みをやさしく解説

「オルカンって、一度買ったらあとはずっとそのままの中身なんでしょう?」——実は先日、私自身もそう思い込んでいたことに気づいて、ちょっとびっくりしました。オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は「ほったらかし投資」の代表選手のように言われますが、中身は実はけっこう変化しているんです。今日は、その仕組みを初心者の方にもわかりやすく整理してみます。

オルカンの中身は「固定」じゃない

オルカンは、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)」という指数に連動することを目指す投資信託です。この指数は、世界の先進国・新興国、あわせて約50カ国、2,900銘柄前後で構成されていて、世界の株式市場の時価総額の約85%をカバーしています。

ポイントは、この「約2,900銘柄」という中身が、ずっと同じ顔ぶれではないということ。企業の時価総額や業績は日々変化していますから、指数を運営するMSCI社は、定期的に構成銘柄を見直しています。オルカンはその指数に連動するファンドなので、指数の見直しにあわせて、自動的に中身を調整しているんですね。

見直しは年4回、決まったタイミングで行われる

MSCI ACWIの定期的な見直し(インデックスレビュー)は、年4回、2月・5月・8月・11月に実施されます。このタイミングで、成長して時価総額が大きくなった企業が新たに組み入れられたり、逆に業績が振るわなくなったり、株式の流通量(浮動株)が基準を満たさなくなった企業が除外されたりします。

入れ替えの規模は毎回それほど大きくはなく、全体の数%程度であることが多いのですが、その中身を見てみると、その時々の世界経済のトレンドが映し出されていて興味深いものです。たとえば、これまで存在感のあった業種の企業が外れて、新しい技術分野の企業が組み入れられる、といった変化が起きることもあります。

何を基準に銘柄が選ばれたり外れたりするの?

MSCIは主に次のような基準で構成銘柄を判断しています。

  • 時価総額が一定の基準を満たしているか
  • 株式の流通量(浮動株比率)が十分にあるか
  • 取引の流動性が基準を満たしているか

面白いのは、上場したばかりで話題になった企業でも、政府や親会社が株式の大部分を保有していて市場に出回る株が少ない場合は、時価総額が大きくても指数に採用されにくいことがある、という点です。逆に言えば、除外された企業が「悪い企業」というわけではなく、あくまで指数のルールに合うかどうかの話なんですね。

私たち投資家は何かする必要があるの?

ここが一番お伝えしたいポイントなのですが、答えは「特に何もしなくて大丈夫」です。

銘柄の入れ替えや比率の調整は、運用会社が指数にあわせて自動的に行ってくれます。私たちが個別に売買したり、入れ替えのタイミングを気にして注文を出したりする必要はありません。むしろ、「世界経済の新陳代謝を、まるごと自動で取り込んでくれる」というのが、オルカンのような全世界株式インデックスファンドの一番の魅力だと思っています。

私自身もつみたてNISAでオルカンを積み立てていますが、こうした仕組みを知ってからは、「今どの企業が入っているか」を細かく追いかけるより、「入れ替えという新陳代謝の仕組みそのものにお任せする」という安心感の方が大きくなりました。

まとめ

オルカンの中身は、年4回の定期的な指数見直しにあわせて、時価総額や流動性などのルールに沿って自動的に更新されています。投資家が個別に手を動かす必要はなく、これこそが「ほったらかし投資」と相性がいい理由のひとつです。中身が固定ではなく「変化し続けるしくみ」だと知っておくと、長く付き合っていくうえでの安心材料になるのではないでしょうか。





※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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